過去のメールからの学び
先日、メールを整理していたところ、昔お世話になっていた大学時代の先輩からの温かい言葉を発見した。
「落ち込みやすいってことは、それだけ、反省が次に生かせるってこと。すばらしい」
先輩は超がつくほどのとってもポジティブな方で、研究でも立派な業績を上げているうえに人柄も大変よい方であった。一方、私は当時とてもネガティブだったので、たびたび相談に乗ってもらっていたのだ。その時に掛けてくれた言葉である。
このメールを見て驚いたことは、私がこの先輩の言葉を見て再び目から鱗だと思ったこと。全然反省してないじゃん、私!せっかく先輩が「それだけ反省が次に生かせる」と言ってくれているのに、これではただの落ち込み屋ではないか……。その時はふむふむと思っても実際に行動に移さなければ、先輩のありがたい言葉も半ば無視して生きてきたに等しい。なんと薄情な生き方なのだろうか。これではネガティブの泥沼から這い上がれない訳だ。
またこれは他のことにも当てはまる。本やwebで自己啓発についてなどなるほど!と思うことがあっても、実際にやってみなければ意味がない。何もしないということは、脳に心地良い刺激を与えて安心するだけで、自分は一歩も変わらないのだから。
もう一度、初心に立ち一歩ずつ進んで行こう。そう感じさせた出来事であった。メールをくれた先輩に再び感謝。