Big Dipper

人生は長い航海のようなもの。穏やかに・幸せに過ごすためのtipsを綴る。

どっちが頭でどっちが足か

 みみずの話。このようなことを今まで考えたこともなかった。妹に言われておもしろい視点だなぁと感じたのでここに書いてみる。

 妹が話すには、小さな子が歩く道に、みみずがたくさんいたそうだ。その子はみみずが好きだったそうだが、みみずがたくさんいるため、歩くとみみずを踏んでしまう。「少しでも痛くないように、踏むなら頭でない方を踏んであげたい」と言っていたそうである。小さい子なりの優しさでかわいらしい。最も、私は踏むのはごめんなので、その道を避けてしまいそうだが……。

 みみずというと、大体のものは肌色で細長くて、なんだかぐにゅぐにゅしている。大きさはまちまち。雨の日の翌日など、道路にうようよ横たわっているため、気をつけていないとうっかり踏みつけてしまうという危険がある。一方、畑の土を耕してくれるなどと言われ、畑をやっている人にはありがたい存在だ。みみずが自ら攻撃してくるだとか、何かの害になるだとか、そういう危険性は聞いたことがない。それがゆえに興味・関心の外にいるのだろうか。どっちが頭か……などと考えたこともなかった。

 その存在に慣れてしまっている。知らないことに慣れている。たまには「みみずの頭は?」と考えるような新しい視点と、柔軟な頭、考えられる時間のゆとりを持ちたいと思った。